大和小泉「慈光院」石州忌法要・茶会

10月20日(日)
奈良地方は、あいにくの雨
毎年10月の第3日曜日、今年も、10月20日(日)に奈良県大和小泉の慈光院で片桐石州毎歳忌法要が開催されました。
毎回全国から石州流茶道を学ぶ方々が法要と茶会に訪れますが、今年は、慈光院が創建されて350年の記念の年で、
節目の年と言うことで、いつもより大勢のお客様が訪れておりました。

各席は下記の通りです。

-石州忌 法 要-
献茶 古石州流 本庄扇宗 先生
献盆 石州流盆石 淺井濤子 先生
献華 石州流 吉川翠風 先生
-茶 席-
濃茶席 古石州流 本庄扇宗先生
薄茶席 片桐宗猿派 森川宗悦先生

雨に煙る慈光院、
手入れされた庭園の緑がとても素晴らしく、雨の中、風情を醸しだしてます。

この寺を訪れ、庭園を見、そして重要文化財の茶室(二畳台目亭主床)拝見し、
いつも思う事は、「ここには石州の精神が凝縮している!」と言う事です。
庭、景色と一体化した書院とその対極にある二畳台目茶室が対になってそこに存在している。
徳川四代将軍家綱の茶道指南役としても活躍した、石州ですが、その茶の精神は「わび」にあると説いております。
柳営茶道を実践しながら、その本質は「侘び茶」
慈光院に来るたびに、新しい発見があり、茶の本質に触れることが出来る気がします。

凛として佇む、大和小泉のパワースポット”慈光院”
今年も、心の埃を落として頂きました。

 
     
 
     
 
     
濃茶席会記
     
薄茶席会記